運動部の中学生-栄養と食事はこれでOK

中学生といったら、身長がぐんぐん伸びる成長期ですよね。身体を作るための栄養素をじゅうぶんにとる必要があります。

さらに運動部に入っていると、消費する栄養素も多いんでしょう。クタクタになって帰ってきますもんね。

実際、運動部の中学生は、びっくりするほどよく食べます。まーよく食べます。

すごく食べるよと先輩ママから聞いてはいましたが、予想以上ですね。冗談かと、ふざけているのかと思うほど、食べます。

とにかく「はらへった」「今日の晩御飯なに」「何か食べるものないの」と常に言っているので、とりあえず菓子パンをたくさん買い置きしておいたり、ご飯を炊く量を倍に増やしたり、「とりまカロリー!」とばかりに揚げ物の献立を多くしたりしていましたが…

これでいいのかな?

とちょっと心配になってきまして。

成長期の子供に、きっととても重要な「栄養と食事」について、少し勉強してみようかなと。

「10代 スポーツ選手の栄養と食事」という本を読みました。

タイトルで何気なく選んだのですが、これがなかなかいい本だったのでご紹介します。

「10代 スポーツ選手の栄養と食事」の概要


この本の著者、川端理香さんは管理栄養士で、日本オリンピック委員会強化スタッフというすごい肩書を持つ方です。これまでオリンピックの代表選手やチームの栄養管理をされてきた経歴があります。

一流のアスリートの食事の管理をしてきた経験から書かれたのだと思うと、それだけで説得力がありますよね。

この本のいいところを一言でいうと、内容がとても具体的なんです。

運動のタイプ別に、どんなものを、どのようなタイミングで食べるのがいいか、それにはどんな献立がいいのか、さらにはそれを用意するためのレシピはコレと、必要なことが具体的に書かれています。

この本の4つの章

「10代 スポーツ選手の栄養と食事」は、4つの章から成る本です。それぞれの章の内容を簡単にご紹介しますね。

1 スポーツ栄養の基本

この章では「糖質とは」「タンパク質とは」「ビタミンとは」…といった栄養学の基礎知識を得ることができます。

なるほどと思ったのは、どんな栄養素をどれだけとるかも大事だけれど、たくさんの栄養素を吸収することができる強い内臓を作ることも大事なんだそうです。

強い内臓を作るために、何をしたらいいのかというと…たくさん食べることなんだそうです。初めて知りました。今まで、内臓を鍛えるという発想自体がなかったので、目からうろこでした。

また、女性のスポーツ選手が栄養面で気をつけるべきことについても詳しく書かれています。

2 競技別レシピ

一口に「スポーツ」といっても、体操とサッカーでは、栄養素の使われ方が違います。また、強くなるためにどんな身体づくりをしたらいいのかも、スポーツによって違います。

この本では、スポーツを次の3つのタイプに分類しています。

  • 筋力系: 体操、砲丸投げなど
  • 持久力系: 長距離走、水泳(長距離)など
  • 瞬発力系: 短距離走、水泳(短距離)、野球、サッカー、テニス、バドミントン、バスケ、卓球、柔道、空手など

このタイプ別に、どんな栄養素をどのように摂るべきかを教えてくれます。

例えば筋力系のスポーツをする子なら、タンパク質を積極的にとり、さらにタンパク質の吸収を高めるビタミンB6、Cを摂るといいのだそうです。

それを摂るための献立や、料理の作り方もわかりやすく書かれています。

3 目的別レシピ

たとえば、「身長を伸ばしたい」「集中力をアップしたい」といった目的別のレシピを教えてくれる章です。

「足を速くする」レシピなんていうのもありますよ。

4 食事のアレンジ術

最後の章は、栄養と食事を「いつ、どのように摂らせるか」ということについてのアドバイスです。

いいなと思ったのは、試合の前後や当日の食事のスケジュールが、何パターンも詳しく掲載されていることです。

試合の何時間前に、どんなものを食べたり飲んだりしたらいいか、よくわからないものですが、これを見れば「早朝に試合がある時」「午前中の試合の時」「1日に2試合ある時」などなど、いろんなパターンでベストな食事のタイミングがわかるんです。

これはスポーツをする子の親は、ぜひ知っておきたいことですよね。毎日練習をがんばってきた子供が、食事のとらせ方をまちがえたせいで、試合で力を発揮できないというのは残念すぎますから…

まとめ

この本に載っている献立は、1汁4~5菜と盛りだくさんで、毎日これを作り続けるのは時間もお金もかかって大変だろうと思います。

毎日理想的な献立とはいかないまでも、今までより少しでも、必要な栄養がとれるごはんを作ろうという気持ちにはなりました。

ちなみに間食は、菓子パンや揚げ物ではなく、BLTサンド(ベーコン、レタス、トマトのサンドイッチ)、牛乳やヨーグルト、梅干しのおにぎりがいいそうですよ。

それと、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が、スポーツ選手の身体作りにはとても重要とこの本には書かれてあります。

成長期の中学生で、しかも運動部なら、食事はとても大事。

反抗期で、会話はかみ合わないことも多いんですが、黙って毎日おいしいご飯を作っていれば反抗期も乗り越えられるはず、なんて思ったりもしました。

食べ盛りの中学生のご飯づくりは大変ですが、こういった本でモチベーションを上げて、がんばりましょう!