子供が中学生になると、外に働きに出るお母さんの割合がぐっと高くなります。
私の周囲では、一番下の子供が小学生の間は、専業主婦という人も多いですが、子供が中学生以上というお家の方は、90%ぐらいは、お母さんが何らかの仕事に就いている感じです。
子供が中学生になったら仕事をしたいけど、どんな仕事ができるの? わたしにできるかな?と思っている方に、主婦が働きやすい仕事にはどんなものがあるかをご紹介したいと思います。
お母さんたちが働く理由
子供が中学生になると、なぜみんな働きに出るのかというと…
- 中学生は塾や部活でお金がかかる
- この先高校、大学と教育費の負担が大きくなる
こんな理由があるようです。
お子さんが運動部に入っていて、遠征などがあるお家のママからこんな話を聞きました。
「お金がないから今回の遠征はパスして」なんて、とてもじゃないけど子供には言えない。ていうか、それは絶対に言いたくないから、仕事をがんばる」
この気持ち、子供を持つ親なら、痛いほどよくわかりますよね。
せっかく子供ががんばっているのに、お金を理由にあきらめさせたくない。そう思う人が多いんじゃないでしょうか。
それに、子供も中学生ともなると、もう留守番を任せてもあまり心配いらないですからね。親の帰りが遅い時は、「お米を研いでおいて」とか、「お風呂洗ってわかしておいて」とかいろいろ頼めるようにもなります。
でも実際、仕事を探すのってかんたんではないですよね。
医療、法律、公務員、介護などの資格やスキル、職歴のある方は、多少ブランクがあっても仕事を見つけやすいと思います。
でも…
- 職歴があまりない
- 専業主婦歴が長く、仕事ができるかどうか心配
- でもデスクワークがいい
こういう場合、なんとなく「一般事務」という職種で探したりすると思うんですが、応募できる求人自体が少ないですし、応募してもなかなか採用をもらうことができないんです。
例外として、あまり職歴がなくても採用されやすいデスクワークがあって…
働きやすさ抜群のコールセンタースタッフ
それは、コールセンターのスタッフというお仕事です。
家電や通信機器のユーザーサポート、商品やサービスの売り込みなど、電話を受信したり、発信したりするお仕事があります。
求人数が多く、短時間から自分の好きな時間帯だけ働くことも可能な求人も。
時給もなかなかいいお仕事が多いんですよね。
また、ビジネスマナーで大事な電話の受け答えを身につけられる点もポイントです。
職歴はあまりないけどまずは何か仕事をしてみたい、という方におすすめです。
主婦が歓迎される働きやすい職種
一般事務等のデスクワークと限定しなければ、仕事はぐっと見つけやすくなります。
主婦が働きやすい軽作業のお仕事がたくさんあります。
- 引っ越しの梱包スタッフ
- 家事代行
- コンビニ店員
- ホームセンターや雑貨店の店員
- クリーニング店の受付スタッフ
- スーパーのレジスタッフ
- スーパーの調理スタッフ
- お弁当屋さんのスタッフ
- ファミリーレストラン
- ファーストフード店のスタッフ
- 給食センターのスタッフ
こういった職種は、お母さんのパートとして定番ですよね。同じような年ごろのお子さんがいる同僚も多く、学校行事があるときは休みやすかったりして、何かと働きやすいものです。
人と接する仕事
- 金融機関や企業の窓口事務
- アパレル、化粧品の販売スタッフ
きれいにお化粧をして、にこやかに人と接するお仕事が好きな方は、こういった職種で探してみるのもいいと思います。
車を運転する仕事
- 配達スタッフ(ネットスーパー、食材、飲料、ウォーターサーバーの宅配など)
車の運転が得意な方は、こういったお仕事も、主婦が活躍していますよ。
事務系の仕事
でもやっぱり事務系のお仕事がいいという方には…
- 行政機関の事務補助(広報誌などをチェック)
- データ入力
- 医療事務
- 調剤薬局事務
- 介護事務
- 一般事務
- 経理事務
人気が高くて、職歴がない場合は仕事を見つけるのが比較的難しい職種だと思います。
こういった職種で、自分が働きやすい条件にあう仕事を見つけたい場合は、時間をかけてじっくり探すことをおすすめします。
お子さんが小さくてまだ外に働きに行くことができないという方は、今のうちに、就職の際にアピールできるような資格を取っておくというのも、とてもいいと思います。
- 簿記
- 宅建士
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 社労士
- ビジネススキル
- 秘書検定
など、比較的取得しやすく、主婦にも人気の資格を目指してみてはいかがでしょうか。
在宅でできる仕事
- 通信教育の添削指導員
- ウェブライター
いちおうこういったものがありますが、家で仕事をしたい、と考える人はとても多いので、「なんでもいいから在宅でできる仕事を」という考えでは、採用されるのが難しかったり、収入が低かったりすることを覚悟した方がいいかもしれません。
プログラミングやウェブデザイン、CAD、イラストなど、手に職がある方なら在宅ワーカーを目指すのもいいと思います。
最後に
子供が中学生になると、お母さんは、外に仕事に出やすくなります。
なんとなく一般事務、と思っている方も、視点を変えて、いろんな職種に目をやってみると、案外やってみたいと思えるお仕事が見つかるかもしれません。
また、すぐには就職活動をしないけど、いずれは働こうと考えている方なら、資格取得のための勉強をぜひ始めてください。
年齢が上がれば上がるほど、仕事探しは難しくなります。「いつかやろう」ではなく、今日から始めましょう。
- 求人サイトを見てみる
- 資格取得やスキルアップのための勉強を始めてみる
子供の部活や塾、将来のための教育費を、増えた分の収入でまかなえるようになったら嬉しいですよね。
私も仕事を始めて、時間の管理など大変ですが、収入が増えるだけではなく、自分に自信を持てるようになるという利点は大きいと感じています。
消費税もあがりますね。子供が中学生になったら働きたいと考えるお母さんはこれからますます増えるんじゃないでしょうか。仕事したいけど、できるかな? と思っている方に、何かのヒントになればうれしいです。