英検受けよう!中学生は3級できれば準2級を目標に

このページでは、中学生の英検の目標について書いています。

特に大学進学を目指している人に、英検を目標に英語の勉強をすることをおすすめしたいです。

まだ中学生なのに、大学入試の話!?

と思うかもしれませんが、早すぎるということはないみたいですよ。

中学校の入学式で、校長先生が「中学校3年間というのは、ほんとうにあっという間です」とおっしゃっていました。

上の兄弟がいるお母さんの中には、うんうんと、大きくうなずいている方もいました。それを見て、ああきっと本当にあっという間なんだろうなと思ったものです。

英検って別に取る必要なくない?

と思っている方もいるかもしれません。たしかに昔は英検を取っても取らなくても、大学入試にはあまり影響はなかったですよね。

でも、それがもうすぐ変わるんです。

新しく変わる大学入試について

いままで行われてきた「センター試験」行われなくなる予定です。

2019年度(2020年1月)が最後のセンター試験実施となるんです。

その代わりに、2020年度からは「大学入学共通テスト」という新しい大学入学試験が実施されることになっています。

この大学入試改革により「どれだけたくさんの知識を持っているか」ということではなく「思考力、判断力、表現力」を重視する試験に変わります。

具体的には…

  • 選択肢から選ぶだけの問題ではなく、記述式の問題も出題される
  • 英語は4技能の力をはかる問題となる

このような大きな変更が予定されているんです。

大学受験の英語が変わる

大学入試の英語は、4技能の力を評価するものに変わります。

近頃さかんに言われている「英語の4技能」について確認しておきましょう。

英語の4技能とは
  • 読む:英語で書かれた文章を読み取る力
  • 聞く:英語で話されたことを聞き取る力
  • 話す:英語で人と話す力
  • 書く:英語で文章を書く力

これまでの英語のテストは、主に「読む」「聞く」の二つの力をはかるものでした。上記の4つの技能を持ち実際に英語で人とコミュニケーションできることが大事だと考えられるようになったということですね。

実際に大学入試の英語はどうなるのか

「話す」技能をはかるためには、面接による英会話の試験を行わなければなりません。これを大学入試センターが行うのは困難だということで、民間の資格・検定試験が大学入試の英語の試験に代えられる予定です。

2023年度までは、大学入学共通テストでも英語の試験が行われますが、それ以降は、大学入学共通テストでは英語の試験は行われなくなります。それからは完全に、民間の資格・検定試験の成績が英語の成績として評価されるようになるのです。

つまり、大学入学共通テストを受けて大学入学を希望する人は、要件を満たした資格・検定試験を受けて、その成績を英語の成績として提出することになるんです。

2019年度に中2のうちの子は、2023年度に高3になるんだよね。ということは…

2019年度に中2の子は、大学入学共通テストでも英語の試験が行われる最後の年となります。大学入学共通テストの英語の試験を受けるか、または英検など民間の英語の試験の結果を提出するか、選べるようになる予定です。

2019年度に中学校1年生の子からは、大学入試の時には、共通テストで英語の試験は行われず、英検など民間の英語の試験の結果が大学入学共通テストの英語の成績となる予定です。

英語の民間の資格・検定試験とは

要件を満たした「民間の資格・検定試験」には次のようなものがあります。

  • 実用英語技能検定(英検)
  • ケンブリッジ英語検定
  • TOEFL
  • IELTS
  • TOEIC
  • GTEC
  • TEAP
  • IELTS

聞いたことがない試験がズラリですが…

この中では、英検がダントツでメジャーな試験ですよね。次に知っている人が多いのはTOEIC(トーイック)でしょうか。

英検を受ける人が多いんじゃないかなと思いますが、どうなるでしょうね。

英検が、大学受験を目指す多くの人にとって、今まで以上に目標とする価値があるものとなることは確実ですよね。

英検はいつまでに何級を目指すべきか

これはうちの場合で考えてみた目標ですが…

ぜひとも できれば
中学生 3級 準2級
高校生 2級 準1級

できればというのは、大学進学を目指す方なら、がんばってこれぐらいを目指したい…という目標です。これは、めざす大学によって変わってくると思います。

英検のテスト内容について

英検合格を目指すために、テスト内容について確認しておきましょう。

英検の3級以上を受ける場合は、リーディングやリスニングだけではなく、スピーキングやライティングの試験もあります。

英検5級と4級

  • リーディングとリスニングのテストで基準点以上を取れば合格
  • その他にスピーキングテストを受けることもできる。スピーキングテスト独自の合格判定がある。(スピーキングテストに合格するかどうかは、5級と4級の合格判定には関係がない)

英検3級、準2級、2級、準1級、1級

  • 1次試験、2次試験がある。
  • 1次試験合格者(または1次試験免除者※)は2次試験を受けることができる。
  • 2次試験に合格すると、その級を取得したことになる。
  • 1次試験: リーディング、リスニング、ライティングのテスト
  • 2次試験: 面接によるスピーキングのテスト
1次試験免除とは
前回までの英検で1次試験を合格し、二次試験に合格しなかった人は、申請をすれば1次試験を免除される。免除可能な期間は1年間。

英検合格のためのおすすめの勉強方法

英検合格を目指すなら、学校の英語の授業の予習、復習、テスト勉強をがんばる他に、こんな学習をするといいです。

ラジオ基礎英語

ネイティブスピーカーの自然な英語の発音をたっぷり聴くことができます。

番組の内容も楽しくて、飽きずに続けられるようになっています。

ラジオを聴くだけなら無料ですし、テキストを買うとしても安いです。利用しない手はないですよね。

NHKラジオ英語講座-中学から始めよう!

中学生向けの英検問題集

リーディング、リスニング、ライティングはこういった問題集で勉強するといいと思います。

電子辞書があれば英検の問題集は買う必要なし

ラジオ基礎英語も英検の問題集も、中学生向けの電子辞書に全部入っています。

中学生向けの電子辞書ならこれがおすすめ

スピーキング対策はオンライン英会話

問題集やアプリ、ラジオ講座を使った学習では対策をしにくいのが「スピーキング」です。

発音の練習だけならば一人でもできますが、英検の二次試験は面接による会話形式のテスト。人と対面して英語で会話をする練習がどうしても必要です。

うちはお気に入りのオンライン英会話スクールを見つけて、子供が続けて受講しています。

料金も安くて、内容もいい、成果も出始めていると感じています。ずっと続けて、子供が英語ペラペラになったらいいなと思っているんですよ。

そのスクールについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

中学生にkiminiオンライン英会話を全力でおすすめする理由

さいごに

英語は積み重ねがものを言う教科です。

  • 数学の難しい問題
  • 国語の読解や作文のセンス

こういったものは生まれつきのセンスがものをいうところが大きいですが、英語はこれらと比べると、努力が報われる教科といわれています。

たくさん勉強すればしただけ、確実に力がつきます。勉強した時間が、テストの点数に直結するということです。

漠然と、高校生の間に英検2級ぐらい取れたらいいな…と思っている方は多いと思うんですが、高校生になってからがんばるのではなく、中1の今から、コツコツ学習を続けた先に、高校での英検2級や準1級があるのだと思います。

英検の中学生の目標は3級。できれば準2級。

これを目指して、今日からがんばってみませんか。