中学生男子の制服がいわゆる学ランで、「標準学生服であれば、どこのメーカーのものでも、どのお店で買ってもOK」という場合があります。
学校ならではのデザインの制服は、指定のお店で買わなくてはなりませんが、標準学生服は、いろんなメーカーが作り、様々なお店で売られているんです。
ネットで調べてみると、上下セットで10000円ぐらいからと、かなり安いものもあるんですよね。
安いのは助かりますが、品質はどうなの? と気になる方も多いと思います。子供が毎日着るものですし、買って失敗したくないですよね。
このページでは、学ランの選び方や価格の目安について書いてみたいと思います。
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学ランとは?
詰襟(つめえり)といって、首を包み込むように立っている形の固いえりがついているのが特徴の、男子学生用の制服です。
色は黒がほとんどですが、濃紺等の学ランもあるようです。
チュー坊
詰襟タイプの男子学生服は学ランとも呼ばれる。学ランの「ラン」は和蘭陀の「ラン」を指し、江戸時代に洋服を蘭服と呼んでいたことに由来するという説がある。(Wikipediaより引用)
学生服選びのチェックポイント
「学生服ってどれも同じじゃないの?」
「値段が安いものを選べばいいんじゃない?」
そんなふうに思うかもしれませんが、学生服にも品質があります。
できれば3年間、あまり型崩れしたり生地が劣化したりすることなく、きれいに着続けられるものを選びたいですよね。品質がよく、それでいてお値段が高すぎないものを選ぶのがいいと思います。
こんな点をチェックして学生服を選びましょう。
- 標準学生服かどうか
- ラウンドカラーかレギュラーカラーか
- 学生服の素材
- 生地の加工
- サイズ(どれぐらい大きめを買うか)
- 値段
それでは、このチェックポイントを1つずつ解説していきます。
標準学生服かどうか
安価で生地や縫製があまり良くないものもあるみたいなので、「標準学生服」であることを確認して選ぶといいと思います。
ラウンドカラーとレギュラーカラー
【ラウンドカラー】は、詰襟の上部に白いパイピングがついているタイプで、プラスチックの固いカラーをつける必要がありません。今はこちらが人気となっています。
〇一体型なので付け替えの手間がかからない。
〇首やあごが痛くなりにくい。
〇肌に当たる部分が布製なので肌触りがいい。
△カラーだけ取り外して洗うことはできない。
【レギュラーカラー】は、白いプラスチックの替え襟をつけるタイプです。昔はこのタイプしかありませんでした。校則でこのタイプと決まっている場合もあるようです。
〇カラーだけはずして洗うことができる。
△付け替えの手間がかかる。
△カラーが固いのであごの下が痛くなることがある。
△カラーが割れることがある。
学生服の素材について
- ポリエステル100%
- ポリエステルとウールの混紡
このどちらかであることがほとんどです。
ウールが入っているものは、風合いがよく見た目にも高級感がありますが、値段は高めです。
手入れのしやすさから、ポリエステル100%のものも人気になっているようです。
学生服の生地の加工や縫製
型崩れしにくく、しわになりにくい加工がしてあって、家庭で洗えるものが多くなっています。
- 抗菌・防臭加工
- 静電気防止加工
- 形状記憶加工
など、機能性が高い学生服もあります。
学生服のサイズの選び方
中学生は身長がよく伸びます。特に男子は、中学生になってからの伸び方が大きいです。
中学校3年間でどれぐらい身長が伸びるのか
あくまでも平均の話で個人差は大きいですが、男子は中学校3年間で15㎝前後身長が伸びると予想して制服のサイズを考えるといいようです。
ただし、裾や袖丈を伸ばすことでも対応できるので、必ずしも今の身長+15㎝のサイズの制服を買った方がいいとは限りません。
これを基本と考え、さらに…
- スリムな子は-5㎝
- がっちり(ふくよか)な子は+5㎝
このように洋品店では勧められました。
ただ、試着してみるとわかるんですが、幅も丈も、現在の身長プラス15㎝だと、入学当初は相当制服が大きい状態になってしまいます。
「現在の身長プラス10㎝」にしておき、身長が伸びたら買い替えることを想定しておいてもいいのかなと思います。
身長だけではなく体形別に選べる場合も
標準的な体形の子なら、身長だけで学生服を選んでもいいと思いますが、スリムな子、がっちりした体形の子、ふくよかな子の場合は、体形に合うかどうか心配になりますよね。
この場合、肩幅や胸囲、ズボンは腰回りや太ももでサイズを選び、袖丈、裾丈を調整します。
スポーツをしているお子さんなど、筋肉のつき方によっては、上衣とズボンのサイズが違うこともあります。
サイズに関して心配なお子さんの場合は、やはりお店に行って採寸、試着をして買うのが一番いいと思います。
どうしても通販で買うなら、身長だけではなく、学生服の各部分のサイズがきちんと確認できるショップで、家でしっかり測ってサイズ選びをすることをおすすめします。
標準体型のほかに、がっちりしたお子さん向けの学生服を選べるショップもあります。
学生服の値段について
学生服の値段は、すごく安いものから、5万円以上するものまでいろいろあります。
どれぐらいが相場なのかな?と気になっている方も多いと思います。
洋服の青山の学生服をチェックしてみると
スーツの販売数ナンバーワンの大手である「洋服の青山」なら、リーズナブルで失敗のない学生服を購入できるのではないでしょうか。
洋服の青山 学生服のページ
- どのタイプも裾上げ、ネーム入れが無料
- 襟はラウンドカラー(替え襟ではなく白いパイピングがついているタイプ)
- 価格は2018年2月15日時点・税別
- 上衣 :14000円
- ズボン : 5500円
(自宅で洗濯可、抗菌防臭加工、撥水・静電加工、ストレッチ)
- 上衣 :17500円
- ズボン : 7000円
(自宅で洗濯可、抗菌防臭加工、撥水・静電加工、ストレッチ
- 上衣 :19000円
- ズボン : 9000円
昔から学生服といえば「カンコ-学生服」
カンコ-学生服の値段もチェックしてみましたが、やはり上下セットで同じような感じです。
学生服を選ぶとき、値段は安すぎても高すぎても心配なものですが、こういった有名メーカーの学生服の値段が目安になるのではないでしょうか。
買い替えで短期間しか着ないことが分かっている場合は、安いのを選ぶのもありだと思います。
地元の洋品店はどう?
入学説明会でもらう資料に、地元の服屋さんでの制服購入に関する情報が載っていることがあります。
何を用意したらいいのか、そして料金もチェックしましょう。
地元の洋品店での学生服の価格の一例を挙げておきます。
- 上衣 :32000~35000円
- ズボン :12000~14000円
夏服のワイシャツや開襟シャツなども、地元の指定洋品店は、全体的に値段が高いです。
学校独特のデザインの制服である場合は、指定のお店で買うしかないですが、標準学生服でいい学校の場合は、他のお店で値段をチェックしてみた方がいいかもしれません。
学校独特のデザインの制服でも、夏服のワイシャツやブラウス、スラックスは指定のお店以外のものでもOKという場合もあります。
購入前に、学校や先輩ママに聞いてみることをおすすめします。
まとめ
学生服の選び方を解説してみました。
- 標準学生服のマークを確認する
- カラー(襟)のタイプを選ぶ(校則でレギュラーカラーを指定される場合以外はラウンドカラーが主流)
- 素材を選ぶ(手入れしやすくリーズナブルなポリエステル100%か、高級感のあるウール混か)
- サイズは(今の身長+10cmのサイズが目安。体形によって調整)
- 値段をチェック
長い記事になってしまいましたが、学生服を選ぶ際の参考にしていただけるとうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
こちらは学生服の専門店で、生地の加工や縫製についての説明も詳しく、マンガによる解説もとってもわかりやすいんです。学生服を探している方は一度見てみてくださいね。