中学生が学校の授業と予習、復習を、各教科1冊ずつのノートで行う基本の勉強方法を解説しています。
前回は、ノートの選び方と、予習、授業、復習の目的、どんな学習をするのかについて書きました。
中学生の勉強法の基本とノートの選び方
このページでは、その「予習・授業・復習」をするにあたり、実際にどんなふうにノートを取るのかを説明していきます。見やすい画像を使って、わかりやすく説明することを目指しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
中学生のノートの取り方・かんたんコース
入学したばかりで、中学生の勉強方法とノートの取り方をこれから覚えようと思っている方は、まずはここから始めてみてはいかがでしょうか。
前回の記事に書いた「少なくともこれだけはやっておきたい」ということをやるとしたら、こういう感じのノートの書き方になります。
数学のノートの例
数学のノートの作り方例を画像入りで説明していきます。
予習
予習として、教科書で習う予定のページを音読します。その際ノートには、授業を受ける予定の日付と、タイトルだけは書いておきましょう。
教科書の単元名など、その日に学習する予定になっていることを、一言で表すタイトルをつけます。
授業
先生が黒板に書いたことを、すべて書き取りましょう。
- 1文字下げているところ
- 改行しているところ
- チョークの色を変えているところ
- 線を引いているところ
など、見やすくするため、内容の関係を表すための工夫である場合があります。
最初は先生が書いたとおりに書き写しながら、どういったノートの取り方をすると復習しやすいのか、考えてノートを取れるようになることを目指しましょう。
コツとしては、
- 日付、タイトル、ページは、いつも同じ場所に書く。
- 色を多く使いすぎるとごちゃごちゃして見にくくなりがち。赤と青、そして暗記したい言葉をオレンジで書くぐらいにして、あまり多くの色を使いすぎない方がまとめやすい。
- ぎっしりつめて書かずに、余白は多めに取る。
こんなことに気をつけてノートを取ってみてください。
復習
授業の際に書いてきたノートを見直しましょう。最初は見直して、急いで雑に書いた文字があれば書き直し、授業の内容を思い出すだけでも十分です。
慣れてきたら、大事だと思うところに線を引いたり、よりわかりやすくなるよう説明を書き加えたりしてみましょう。
ノートを見るだけで授業が丸ごと思い出せるようなノートを目指して、工夫していきましょう。
国語のノートの例
中学生のノートの取り方・じっくりコース
「余裕ができたらこれもやってみよう」のところに書いたことまでしっかりやるとしたら、こんなノートの書き方になります。
英語のノートの例
予習
まずは、かんたんコースと同じく、授業を受ける予定の日付と、授業の内容を一言で表すタイトルを書きましょう。
さらに、教科書を音読し、新しく出てきた語句を辞書で調べて、意味をメモしておきましょう。ここでは、意味をオレンジのペンで書きました。オレンジのペンで書いておくと、暗記用の赤シートを使って、暗記学習をすることができます。
他にも、例題を数問解いてみる、教科書を読んでよくわからないところがあればメモしておくなど、予習のときにやっておくといいと思います。
授業
授業では、先生が黒板に書いたことを書き写しましょう。
予習の時にメモしておいた疑問点は、集中して先生の話を聞き、メモを取りましょう。わからないことがあったら、積極的に質問をできるといいですね。
また、先生が言ったこと、自分で考えたこと、クラスメイトが言ったこと、疑問点などもメモしておきましょう。
復習
大事なところに線を引く、雑な字を書きなおす、といったかんたんコースでやったこと以外にも、教科書やワークなどを見て、大事だと思うことを書き足しましょう。
教科によっては、資料をコピーして貼る、図や表を書き加えるなど、工夫してみましょう。
中学生はノートの取り方が大事
中学生はノートの取り方が成績につながります。
ノートの内容を見ることで、学習態度や意欲の評価をされる場合が多いのです。
その成績は、高校入試の際に重要となる内申点に直結します。
ノートの取り方は、一朝一夕には身につかず、一度悪い癖がつくと、直すのが難しいものです。
受験勉強をする時になったらがんばればいい、と思わずに、今日からがんばってみましょう。
中学校に入学するにあたって、まず身につけたい大事なこと、ノートの取り方について今日はまとめてみました。
このやり方が絶対に正しいということではありませんので、もっとこうした方がいいのではないか、と思うアイディアがあれば、どんどん自分で工夫してみてくださいね。
ノートの取り方を身につければ、中学校の勉強に自信を持てるようになるはずです。
がんばってやってみてください。
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中学生の勉強って、ほんとにいろいろやることがあって大変なんです。
何をどう進めたらいいのかわからない、という方は、こういった教材をペースメーカーにするといいですよ。