中学生になる子供の家庭学習教材を決めるにあたり、教科書ワーク、教科書トレーニングについて調べています。
また、他に教科書準拠の参考書や問題集にはどんなものがあるのか、調べてまとめてみました。
中学生の家庭学習にはどんな教材がいいのか迷っている方に参考にしていただけると嬉しいです。
目次
中学生の家庭学習は教科書中心で
学校の勉強のほかに、通信教育の勉強、塾の勉強と、やることが並列でたくさんあるというのはなんだかしんどいなと、子供が受検勉強をするのを見ていて、思ったんですよね。
教科書という1冊の本をくり返し学習する。
教科書という1本の軸に肉づけをするような学習をしていく。
これがいいかもしれないなと思っているところです。
チュー坊
こう思っています。
教科書準拠の参考書や問題集
教科書中心の家庭学習に役立ちそうな参考書や問題集を探してみました。
いろいろありますが、まずはどの書店にも置いてある代表的な教科書準拠教材をご紹介しますね。
文理の教材
教科書準拠のシリーズ
画像はAmazonの商品ページへのリンクになっています。購入する際には、学年と教科書をよくお確かめくださいね。
- 教科書のまとめのページがある。
- 基本問題に取り組むことができる。
- 赤シートによる暗記などができる。
- 定期テスト形式の演習ができる。
- 中間テストや期末テストによく出る問題練習ができる。
教科書準拠ではない
- 教科書に載っている問題よりも難しい問題に取り組むことができる。
- 教科書よりさらに一歩踏み込んだ内容の学習ができる参考書+問題集
啓林館の教材
教科書準拠のシリーズ
- 教科書のまとめのページがある。
- 基本問題に取り組むことができる。
- 赤シートによる暗記などができる。
- 定期テスト形式の演習ができる。
- 中間テストや期末テストによく出る問題練習ができる。
教科書ガイド
教科書の内容をくわしく解説した「教科書ガイド」は、文理、新興出版社などから出版されています。
- 教科書の内容をさらに詳しく解説。
- 教科書に載っている問題の答えと解説。
おすすめは教科書ワークと教科書トレーニング
おすすめの参考書&問題集は、文理の「教科書ワーク」と啓林館の「教科書トレーニング」です。
教科書のまとめ、資料などのページと、基本からテスト対策の問題集のページがあり、授業の予習、復習、定期テスト対策もできるようになっています。
啓林館の方は、小学生向けは「教科書ぴったりテスト」だったのが、中学では「教科書トレーニング」になるんですね。
文理の方は小学校も中学校も「教科書ワーク」です。
小学生向けの教科書ワーク、ぴったりテストの記事にも書いたのですが、この2つの教科書準拠教材、内容的には大きな違いはありませんので、好みで選ぶといいと思います。
教科書ワークと教科書ぴったりテストを比べた結果家庭学習レシピ
教科書準拠のシリーズは、ページ順に学習を進めていくだけで、学校で習うことの予習、復習、定期テスト対策ができます。
通信教育やデジタル教材も教科書準拠のものがある
通信教育やデジタル教材にも、教科書準拠のカリキュラムで学べるところがあります。
と疑問を持つが多いのではないでしょうか。
わが家では中学校1年生の子供が、Z会通信教育と、教科書ワークを使って家庭学習をしていますので、通信教育を受けるメリットについて書いてみますね。
Z会の学習内容と教科書ワークの比較
Z会は、iPadスタイルで受講しています。
iPadスタイルでは、主要教科(英語、数学、国語、理科、社会)は映像授業がメインの学習コンテンツとなっています。この映像授業、ただ見るだけではなく「要点ブック」というものにポイントを書き込んだり、基本問題を解いたりしながら視聴することになっています。
この要点ブック、映像授業を受けながら書き込みをした後は、復習やテスト勉強の際に役立つノートとなります。ただの参考書ではなく、自分で書き込みをして作ったノートであるという点がポイントです。自分の手で書いたものの方が、記憶に残りやすいですよね。
毎月添削課題に取り組みます。これにより、理解が不十分なところ、苦手なところがわかります。添削スタッフの方から、アドバイスや励ましのメッセージをもらうことができます。
添削課題を貯めないように課題を提出することを目標にすると、学習のペースメーカーになります。
また、定期テスト対策用の問題集がついてきています。この問題集は、要点のまとめと基本問題から定期テストに出るような難易度の問題まで、繰り返し演習ができるものです。
この定期テスト対策用の問題集が、教科書ワークと同じような内容です。単元ごとのまとめがあり、基本からテスト対策までの問題演習をします。
- 映像授業+要点ブック
- 添削課題
- 定期テスト対策問題集
これを全部やるとしたら、かなりの問題演習量になります。定期テストで、100点を目指せる内容です。
また、通信教育を受講していると、教育に関する様々な情報を得ることができます。
特に、これから変わる大学入試についての情報が得られる点はありがたいなと思っています。
それから1教科でも受講していると、副教科の分厚い問題集がもらえます。
副教科のテスト対策って、何をやったらいいかよくわからないものなので、これがあってとても助かります。
教科書ワークや教科書トレーニングだけでも、授業の予習、復習、そしてテスト勉強はできます。
でも、わざわざ安くはない料金を払ってZ会通信教育を受けているメリットは何かということをまとめると…
- カリキュラムにそって勉強していくだけで授業の予習・復習、定期テスト対策がしっかりできる
- 添削課題で苦手なところが見つかる。苦手をそのままにしない仕組みになっている
- たっぷりの問題演習で、定期テストで100点を目指す勉強ができる
- 学習のペースメーカーになってくれる
- 教育に関する情報を得ることができる
- 副教科のしっかりとした問題集もついてくる
いま思いつくことをザッとあげると、こんな感じです。
親がほとんど口出ししなくても、必要な勉強はやっているはず、と安心していられます。
課題を提出しているかどうかだけ、チェックすればOKです。添削課題の結果は、iPad上で見られる他、後日郵送でも送られてきますので、それだけチェックすればいいということです。
全教科受講するとお金もかかりますし勉強時間も多くなって大変ですので、特にがんばりたい教科は通信教育を受講することにして、その他の教科は教科書ワークや教科書トレーニングで勉強することにするのがいいんじゃないかと思っています。
うちは英語と数学、そして作文だけ受講しています。作文、やっておいた方がいいですよ。
教科書準拠の通信教育
教科書準拠の通信教育の主なものをご紹介します。いろいろありますので、目標や学習スタイルに合った通信教育を探してみてくださいね。
Z会
充実した勉強ができるZ会の通信教育。難易度はちょっと高めです。定期テストで100点を取りたい。難しい問題にも取り組みたいという方におすすめです。
- 紙の教材「テキストスタイル」と紙+デジタルの「iPadスタイル」から選べる。
- シンプルで質の高い教材。
- 大学受験を見すえてしっかり勉強していきたい方に。
難易度:やや難~難(様々な内容と難易度のコースや専科があり、目的に合わせて選べる)
スマイルゼミ
- 専用タブレットで受講するデジタル教材。
- タッチペンで「手で書く学習」もしっかりできる。
難易度:標準~やや難(特進クラスあり)
進研ゼミ
- 昔からある定番の通信教育。
- 紙の教材「オリジナルスタイル」と紙+デジタルの「ハイブリッドスタイル」から選べる。
難易度:標準~やや難(ハイレベルコースあり)
人気があるだけのことはあって、非常に充実した内容の教材です。教材をこなしていくだけで、予習、復習、定期テスト対策といった、教科書中心の学習ができるというのは、忙しい中学生に最適です。
根強い人気の教科書準拠の教材
添削指導はないんですが、毎月、教科書準拠で学年にぴったりの、ほどよい分量の教材がとどくポピーもおすすめです。
- 40年以上前から続いていて今も人気がある教材
- ほどよい分量とてごろな料金で続けやすい
- 勉強の成果が出ているという口コミも多い
と思っている方にちょうどいいですよ。料金も安いです。
難易度:標準
中学校の勉強のスタートは教科書中心の学習で
中学校に入学すると、子供の生活は大きく変わります。
授業の受け方も、家庭学習の仕方も、中学生らしいものに変わります。
高校受験をする予定の中学生にとって、テストで高い点を取ることだけではなく、授業態度やノートの取り方も大事です。
こういったことは、3年生になってから頑張ればいいというものではなく、入学当初から習慣づけたいものです。
部活動を始める子もいるでしょうし、まずは生活の変化に慣れて、しっかり授業を受けてノートを取ることができるようになることを目指しましょう。
そのために、教科書準拠の教材や通信教育をうまく利用していくといいんじゃないかなと思っています。