Z会は、iPadの映像授業で学ぶiPadスタイルと、紙のテキストで学ぶテキストスタイルから受講スタイルを選ぶことができます。
- 2つのスタイルはどう違うの?
- スマホで受講できないの?
- iPad以外のタブレットなら持ってるんだけど…
という方もいらっしゃると思います。
私も、自分の子供の教材を選ぶ時、このことで迷いました。私が調べた2つの受講スタイルの違いについて、ここにまとめてみます。
と迷っている方に、参考にしていただけるとうれしいです。
Z会通信教育のiPadスタイルとは
今は小中学生向けのデジタル教材で、質の良いものがたくさん出てきています。
いろいろな教材がありますが、ノートや紙のテキストへの書き込みはしない、デジタルだけで完結する教材も多いです。
そんな中で、Z会のiPadスタイルは、「デジタル+紙」であるということが大きな特徴です。
iPadスタイルを受講できる端末
- iPad mini 2/3/4
- iPad Air/iPad Air 2]
- iPad(2017年3月発売モデル)
- iPad Pro(2015年9月発売モデル-12.9インチ・2016年3月発売モデル-9.7インチ・2017年6月発売モデル-10.5インチ/12.9インチ)
上記のiOS端末でのみ受講が可能です。
・上記以外のタブレットでは受講することができません。
・iPhone、iPod touchで受講することができません。
こういった点にも注意が必要です。
- iOS10.0以上に対応
- 無線LAN(Wi-Fi)によるインターネット接続環境が必要
- 会員一人につき、1台の端末が必要(兄弟で共有の端末等の場合は注意)
「Asteria」「Z会×レアジョブオンライン英会話」等、Z会の他のサービスでも上記の機種が利用可能です。
iPadスタイルの学習の進め方
授業のすすめかた
- iPadのアプリを立ち上げると、今日やるべきことが示されます。
- 動画授業を視聴しながら、書き込み式のテキストに要点を手で書いて学習をします。
動画授業を見ながら、要点を手で書く、という学習は、中学以降大切になる「先生の話を聞き、ノートを取りながら授業を受ける」というスタイルそのものですよね。
デジタル教材で心配なのは、「紙に印刷されたテキストを読む力、自分の手で書く力がつかないのではないか」ということです。
Z会のiPadスタイルならその心配はなく、デジタルのいいところと、紙の教材のいいところが両方入っていると思いました。
応用学習のすすめかた
- iPadに表示される問題を見ながら、ノートに書いていきます。
- 自動採点ではなく、自分で採点し、解説を読み、復習をします。
デジタルの画面の中で回答し、自動採点される教材も多いです。iPadスタイルはそうではなく、自分の手で答案を書きます。
添削課題のすすめかた
- iPadに表示される問題を見ながら、紙の答案用紙に手で書き込みます。
- できあがった答案用紙をiPadで撮影し、Z会に送信します。(郵送ではない)
- 約3日後に、添削後の課題をiPad上で確認できます。
従来の通信教育にあったような、
- 封筒に自分の住所などを書き込む
- 切手を用意して貼り付ける
- ポストに行って投函する
- 1週間ほどたってから返却される添削課題を復習する
…といった手間がかかりません。
添削課題の返却は、早ければ早いほどいいですよね。
本当は、解いた直後に採点、そして解説を受けられるのが理想です。
これまでの通信教育は、1週間から2週間で答案が返却されるものが多かったです。
これでは、解いたときに自分が考えたこと、疑問に思ったことなど、すっかり忘れてしまうでしょう。
iPadスタイルなら、解いた直後とまではいきませんが、3日後という短い期間で添削課題が返却されます。これなら、問題を解いた時のことをまだ覚えていて、復習も効果的にできると思います。
◎ デジタル+紙のいいとこどりができる。
◎ 添削課題の返却が早い。
◎ 保管するべきプリントや冊子の量が少ない。
デジタルだけで完結する教材で心配な、こんな力も、デジタル+手で紙に書くZ会のiPadスタイルならしっかり身につきそうですね。
- 講義を聴きながらノートをとる力
- 手で書きながら考える力
- 解説を読み、疑問を解決する力
Z会通信教育のテキストスタイルとは
こちらは従来型の、紙のテキストで解説を読み、問題を解きます。
添削課題も問題、解答用紙とも紙で、手書きで問題を解きます。
添削課題は切手を貼って郵送します。
- 切手を貼って自分の住所などを書き込み、ポストに投函。
- 1週間ほど後に添削されて帰ってくる。
ただ、うちも小学生の間、ずっと郵送の通信教育をやっていましたが、習慣になるとそこまで苦にはなりませんでした。
でも写真を撮って送信、画面で添削課題の確認ができるとしたら、もう郵送の通信教育には戻れなくなりそうな気はしますね。
◎ 自分で細かいところまで計画を立てることができる。
△ 添削課題の提出に手間がかかり返却も遅い。
△ 大量のプリント、冊子などを分別し保管する必要がある。
結論・Z会を受講するならこのスタイル
このように、Z会のiPadスタイルは、デジタル教材と紙の教材のいいとこどりをしたような設計の教材です。
対象機種のiPadを持っている方や、購入する予定がある方は、iPadスタイルを選んでマイナスになる点はほとんどないと思います。
ただ、これまでに自分の学習スタイルが確立している方の中には、iPadスタイルの「自動で計画を立ててくれる」という点が余計だと思われる方がいるかもしれません。
テキストスタイルなら、細かいところまでこだわって、自分で計画を立てることができるでしょう。
iPadスタイルも、自分の都合に合わせて計画を変更することは可能ですし、「土日の学習時間を多く」「重点的に学習したい教科」などを指定することもできるので、ほとんどの方にとって、こちらで不満ということはなさそうな気がします。
というわけで、Z会を受講するならiPadスタイルがおすすめ、という結論になりました。